学校の中だけの学びでは、自分が学んでいる分野が社会でどのように活かされているか、他の分野とどのように関係しているか等を実感することは困難です。
高校卒業後、新卒で就職した人の3年間離職率は4割程度となっています。これは大学新卒の場合の3割と比べても高く、社会的な課題となっています。
専門学科の卒業生は、多くが高校での学びを活かした就職先に進んでいますが、それでも高校の学びと社会との乖離を感じる生徒が多数います。
近年は人材不足によって、大企業でも高卒向け求人を出しており、県内産業を支えている中小企業の人材不足は一層深刻で、地域活性化を妨げる一因ともなっています。
地域の産業人材の育成という視点で見たとき、包括的に産業教育について学校と産業界が共通理解を図ることが十分にできていません。
そのため、私たち「未来の担い手支援機構」では、“学校の学び”と“社会(現場)”を繋ぐための活動を行っています。